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公文(くもん)の算数ってどう?メリット/デメリット

教育

はじめに

私の知り合いに公文で算数勉強していた人が何人もいます。公文の算数をやっていた知り合いの職業は?というと、医師、科学者、経営者、教師など様々。
学歴は、超難関中学に入り難関高校を経て旧帝大卒、有名私立大学や、全て公立で国立大卒など高学歴の人が多く、みなさん揃って「公文をやっていて良かった」と言います。
ただ、公文の算数を最終過程までやり遂げた人はほとんどなく、途中で学習塾に変更して人いるようです。
公文の算数はどんな所が良くて、どんな人に向いているか?自分の子供を公文に通わせながら思うことを含めてまとめてみました。

公文の算数はトップレベルの学歴には必須??

高学歴かつ、素晴らしい職業で活躍されている方々の多くは公文の算数をやっていた、という公文の広告のような話は決して嘘ではないかと思います。
港区に住む私の周りには、高学歴で高収入(収入は職業からの推測です。)の知り合いがいますがみなさん公文式で勉強していたという方が多くを占めています。
中でも、「算数」と「国語」をやっていてた方が多く、年齢は3〜4歳からスタートしたそうです。
その当時の中学、高校、大学時代の同級生もやはり、幼い頃には公文の算数をやっていた人か多かったようです。
その方々にとって公文の算数が将来の学歴や職業に大きく影響を及ぼした要素である事は間違いなさそうです。

公文の算数の賛否両論

一方で公文の勉強スタイルには賛成派、反対派で大きく意見が分かれているのも事実です。特に算数については

・ゲームのようにルールを理解したりや暗記するだけで数学の本質・原理を理解できていない、考えない
・ただ、スピードが速くなるだけで良さが分からない
・文章問題、応用問題は解けない
・ある程度まで進むと最終教材までやる必要があるのか疑問
・公文の先生はつきっきりで教えてくれない

といった意見が反対派から出ています。実際、高学歴で幼い頃に公文をやっていなかった知り合いは、上記の疑問から自身の子どもも公文に通わせていないと言っていました。その方たちのお子様は、自宅でドリルを用意してあげたり、学習塾に早期の2年生から通わせています。

逆に賛成派からは

・子どものペースで進められるから良い
・他の子と競って切磋琢磨しだす
・計算が早くなった
・繰り返し解くことで苦手意識がなくなる
・小学校に入る前からやっていると入学してから自信がつく

と、こんな意見がありました。

実際に我が家でも長男が4歳から現在7歳(進度は中2相当のレベルH)まで公文の算数をやらせている今でも、途中、やっている意味あるの?というくらい理解度が低く感じる時もありました。しかし、続けてきた今言えるのは、算数は基礎ができないと新たな単元も解けないので、その過程で過去の解き方を復習しながら進めることで少しずつ理解度が増し問題を解く力がついてきているように感じます。

公文の算数のメリットとデメリット

私が思う公文式の効果やメリット、デメリットとは?
公文の教材の強みや効果についてまとめてみます。

公文の算数メリット

①算数を学ぶため構成の良さ
公文の算数はひたすら計算問題を解き続けるような印象を持っている方も多いのではないでしょうか?でも算数の教材をスタートした初期の頃は実はそうはありません。
以前、長男を年長の時だけ幼児教育塾にも通わせていたのですが、その塾でも勉強した内容で、数の概念を覚えるために「一対一対応(いちたいいちたいおう)」から始まりました。

一対一対応とは
2つの集合AB の元を互いに対応させるとき,A の任意の1つの元に B のただ1つの元が対応し,B の任意の1つの元に対し A の元がただ1つ対応するようにできるとき,この対応は一対一であるという。このとき集合 AB は対等であるという。

数って、大人は当たり前に数えることができますが、これは色んな要素を理解しないと幼児は数として捉えられないものです。
そこで重要になるのが「一対一対応」という考え方です。これは知り合いの教師からも幼児教育で重要な事だと教えてもらいました。

まずは物を見て、指でさし、声に出して「1」と言う。この目と体と声で数える行為が数を捉えるために必要だということだそうです。公文でも初めは絵を見て指を指しながら声を出させて数を数えさせます。いきなり四則演算から始まるわけではなく、かなり長い時間をかけて数の概念を理解することからスタートするので幼児教育など通わなくてもすんなり一対一対応ができます。動物などの絵をみて数えたりするので子供も楽しんでやります。

公文の算数は、初めて算数を学んでいく上での順序や構成をしっかりと考えられています。少しづつ数の概念を積み上げていけるのがメリットです。

②繰り返しやる問題の量
圧倒的に出される計算問題の量が公文の算数の特徴です。しかも何度も何度も似たような計算を繰り返し、分かるようになるまで!です。
進級テストでは正解率に加えて、テストの回答時間も合否を左右するので、合格基準を満たすまで、何度でもテストにチャレンジさせます。

大人の方が、またこれやるの????
ってなるくらいですw

公文の算数のカリキュラム(中学過程でまで記載)

教材 枚数 内容 相当学年
I 200 平方根、二次方程式、不等式、一次関数、二次関数、三平方の定理 中学校
H 200 連立方程式、単項式・多項式、因数分解
G 200 正負の分数計算、文字式の計算、一次方程式
F 200 分数(四則混合)、文章題、少数 小学校
E 200 分数(加減乗除)
D 200 かけ算、わり算、分数、約分
C 200 九九、基本的なかけ算、わり算
B 200 たし算、ひき算、(筆算)
A 200 たし算、ひき算
2A 200 たし算の基本
3A 200 120までの数字の書き、たし算の導入
4A 200 すうじの練習、50までのすうじの書き 幼児
5A 200 50までのすうじの読み
6A 200 10までのすうじの読み

各ランク(教材)レベルで区切られ学習する内容が分かれていて、ランク毎に200枚の問題が用意されています。
公文では大体、1教科1日5枚をワンセットとして取り組ませます。ですので1ランク200枚を5枚づつとして割ると、40セットになります。これを繰り替えし解き続けさせます。途中途中で、制限時間を設けた小テストが行われ、それに合格すると次に進めます。
小テストが不合格だった場合は、解けなかった所に戻ってまた繰り返し宿題を出されます。
ランクを上げる進級テストを受けられるまでこの繰り返しです。

1ランク200枚の問題があって10枚毎に新しい内容を学習し、それを通常3回〜4回繰り返し解かせるの。重点的にさせる所は6〜8回とか繰り返し解くんだよ!!

じゃあ、1ランククリアするのに全部で800枚〜1000枚もやる事になるんだ!

しかも時間制限もあるんだよ・・・

ランクにもよるけど、5枚のプリントで20分以内に終わらせなきゃ次に進めない・・・

①の算数の概念となる順序と構成に合わせて②の繰り返し問題を解き、小テストや進級テストに合格して次のランクに進む達成感を味わいながら、勉強を進められるのが公文の特徴であり最大の強み、メリットと言えます。

公文の算数デメリット

公文式の算数のデメリットはやはり小学校受験、中学校受験対策には向いていないことでしょう。
これは、公文をやっていて進度が実際の学年より進んでいるどのご家庭でも一度は話題になるかと思います。
公文が目指す勉強方法と小学校受験、中学受験は全く別物として考えた方がいいでしょう。もちろん、一対一対応など役に立つ部分は少なからずあります。実際、長男の小学校受験で、試験会場に公文バッグで来ていて、合格した子供もみましたが、公文と併用して受験専用の幼児教室に行かなければ、行動観察や運動、工作などの対策は出来ません。受験勉強の仕上げは、親がその道のエキスパートでない限り、やはり専門の塾が必要と思います。

公文は自分のペースで学習していくと小学校の範囲が終わると次は中学校、その次は高校と進めていくことができます。
中学受験を検討しているなら、公文で先のランクへ進むことよりも中学受験の出題範囲内(中学1年レベルまで)で文章問題や図形問題などの応用問題をいかに解けるが合否に関わってきます。
有名中学ともなると、出題範囲の中でいかに深く算数を学んでいるかを問われます。算数の実際の受験では公文の算数で学習する計算問題は、1、2問しか出てきません。文章問題、図形問題の対応ができないので、それがデメリットと言えます。

公文を続けていて中学受験を考えているのであれば、社会や理科の学習が始まる小学校3年生くらいから進学塾を検討するのが良いと思います。進学塾に入る前に、公文で中学1年生レベルのG教材まで進んでいることが理想と私は考えています。

ちなみに、長男が通っている公文の先生は、「公文生で中学過程(I教材)を終了している子は5年生から進学塾に通っても、有名中学校に合格している。中学受験をするならまず、I教材終了を目指しては?」とおっしゃっています。このお話は、私は嘘ではないと思っています。実際、春になると中学受験を終えた子たちが書いた合格体験記が教室便りに載ってますから。

子どもの意見や状況もあるかもしれません。どちらを選択するかは、ご家庭で判断ですね。

まとめ

公文の算数はどうなのか?簡単にまとめると

算数の基礎学習に公文は向いている
小学、中学受験の直前・本番には公文は向いていない
受験をするかどうか、子供の状況によって公文から進学塾に変える
中学受験をするなら小学校3年生を目安に進学塾を検討する

公文の算数は中学受験を受けるためには向いておらず、受験をするのであれば進学塾を選択すべきと思います。ただ、公文の算数を続けたことによる基礎学力は必ず受験勉強に役立つものだと思うので、いつまで公文を続けるのかは、中学受験をするか、しないかによって判断するのが良いと思います。目安としては小学校2年生までは公文で算数を勉強し、その後進学塾に入り中学受験をすることです。

我が家では、長男が公文の算数を始めたのは4歳4ヶ月。もうすぐ8歳になりますが既に小学校入学前には小学校教材の過程F教材は終了していました。今は中学校の過程H教材に入っているので、小学校3年生になるまでのあと1年でなんとか中学過程I教材まで終了してから進学塾に入らせたいと思っています。

我が家の公文の算数に対する評価は、やってきて良かったと考えています。
算数の基礎固めができた事はもちろんですが、本人が毎日決まった時間に勉強をすることが当たり前考えるようになった事、学校の算数の授業で自信が持てた事があるからです。

幼い頃に通う公文は勉強を教えてもらう場所ではなく、勉強をする習慣を身につける場所だと思います。幼児の頃に始めて勉強をさせてみようと考えた時は公文を選ぶ事は有効だと我が家は思っています。

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