RISU算数に高学年からチャレンジ|効率よく学習できる?公文の高進度学習者の実力は?

公文を辞めたあと、学年を越えての先取り学習に興味がある方必見!

算数の学習に特化し無学年学習ができるRISU算数。その特徴は公文のように”計算だけ”にとどまらず、図形や数の単位、文章題までを学習できるタブレット学習型の通信学習教材です。今回は、ありがたいことにRISU算数を運営する会社様よりお声がけいただき、我が家の2人の子のお試しをさせてもらえる事になりました。この記事では4年生の長男を例にレポート。

現在4年生の夏休み明けの長男。過去には公文で高進度学習者として、算数は小学2年生時点でH教材(中2レベル)を学習していました。公文を小学2年生で卒業し、Z会中学受験講座(タブレット学習)を経て、現在はスタディサプリで5年生レベルを学習中です。先取り学習ができる教材が限られているなか、気になっていたRISU算数。でも公式サイトでなんだか決め手に欠けてて (失礼!)。 実際は意外と(失礼!)使える教材でした。

我が家の長男はこれまで2社(Z会・スタディサプリ)のタブレット教材を学習してきているのですが、その際気になるのが、親子共に時間をロスしたくないという事。もちろん、学習内容も気になりますが、それは企業努力で素晴らしいものが多いですし、サイトでも良く説明してくれています。

学習過程で時間がかからず効率的に学習できるか?という点が学習内容の次に気になるところ。RISU算数を体験する前まで思っていた「実際どうなの?」というモヤモヤした疑問を胸に、そうだったのか!という点やRISU算数の公式サイトではわからなかった新たな発見をお知らせしていきます。

目次

初期設定スタートのハードルが低め!すぐ始められる!

小学生に学習させるとなると、スタートの際、通常はどうしても親のサポートが必要となります。例えは公文を辞めて、初めての通信学習はZ会中学受験講座( タブレットで動画の講義を受けて学習するタイプ )を選んだのですが、それを例にしますね。

Z会では始める前に、スターターセットなる冊子が大量に届いて、宣伝も多く入っているそれらの中かから必要な書類を抜き取って親が読み込み理解して、会員サイト2サイト(親用と子ども用)別々に新規登録、アプリをダウンロードしてログイン~初期設定し、やっとタブレットの準備が完了。別途届いた、毎月の教材を用意してやっと学習を開始できるという流れでした。

RISU算数のスタートは簡単です。タブレットに同梱されてきた6ページの薄い説明書に「電源入れてね」的な事を書いてあるたけ。電源を入れて(充電されてました)、自宅WiFiを繋げたら完了でした。早い!

使い方の説明が少しあったあとは、実力テストの準備が整います。

最初の初期設定について、親の手をあまり煩わせないという点で、好評価です。

実力テストのゴールが見えない

タブレットの初期設定が終わったら、すぐ実力テストを受けることができます。

テストの目安時間は30分~1時間とパンフレット書いてありました。

実力テストには制限時間が設けられていません。

・やりなおしはできません。

・まとまった時間を確保して実力テストを受けてください。

・タッチペンなど慣れない作業に注意してください。

この実力テストにより開始するステージが決まる(今後の料金にも影響してくる)ので、真剣に取り組みたいところ。

長男は学校から帰ってから、水泳教室に行くまでの2時間のゆとりの中で、実力テストを実施しました。

4年生の長男は、実力テストの完了まで40分ほどかかりました。

問題が全部で何問ある?とか、残りもう少し!などの表示がなく、解答後にまた次々と出てくる複数の文章問題。長男は初めは「こんなの簡単♪」と言っていましたが、進むにしたがって30分経過ごろ「えー!まだあるのー?」「もうよくなーい、疲れたー」と言い始めました。傍で見ていた私も「多分もう少しだから頑張って」と励ましながらすすめてやっと終わったという感じでした。

問題の内容については、基礎的な問題がほとんどですが文章問題が多いので、一見難しそうに見えます。しっかり読み込まないといけない問題が多くありました。まだ学習していない項目の場合はスキップすることもできます。スキップする問題が多いほど実力テスト時間も短くなると思います。

全て解き終わると「1~3年生ボスステージパーフェクト」という画面に切り替わりました。

長男も「ふ~」とひと段落。3年生までの基礎力はしっかりとついていたようです。

テスト後のダウンロード時間が長い

実力テストのあと、テスト結果を踏まえてのダウンロードがはじまりました。

それが、長い。トータル1時間半はかかったと思います。

1~3年生のステージもみれるようになっていたので、1~3年生のステージと4~6年生のステージの分のダウンロードで長くなったのかな?という印象。

長男は実力テスト後、どんな画面に切り替わるのか、わくわくと待っていましたが、タイムリミットで水泳教室へ行ってしまいました。

ステージが進むとその都度、ダウンロードする形式のようです。最初はダウンロードに長く時間がかかると心しておいたほうが、時間を浪費せずに済むかもしれません。

ダウンロードが終わるころには、充電も残り30%になっていました。

タッチペン、タブレット(アンドロイド)の慣れが必要

タッチペンを使った事がある方ならわかると思いますが、狙ったところに書き込むのが難しいです。

RISU算数ではほとんどの場合、問題を解く時、解答を入れる箇所をタッチペンでタッチして、下のリストから数字をタッチペンで選択して答え合わせをします。慣れていないと初めの実力テストで、実は解けているけれど入力ミスで不正解となってしまう事もあります。

実はこのタッチペンで答えを入力する形式は、Z会の中学受験コース(タブレット学習タイプ)と同じ形式です。

長男は以前、Z会の中学受験コースを受講していたので、タッチペンでの入力には随分と慣れていました。しかし、今回の実力テストで2問くらい誤入力で理解度の高い問題も不正解になりました。やはり、確認不足の凡ミスは発生してしまいます。まあ、鉛筆で書いても凡ミスはありますけれど。

ステージが決まる実力テストでは、そのような事が無いようにしたいですね。

また、タブレットについては家族全員、普段iPadに慣れている為、「あれ?」と思う事も。

iPadの場合はタブレットについているカバーを閉じると、勝手にモニターをオフにしてくれたり、しばらく画面を放置しているとモニターオフになる設定ができるのですが、RISU算数のタブレットは違います。

カバーを閉じてもモニターはオフにならず。もちろん放置していてもモニターは自動オフにはなりません。個別設定も出来ない模様。

カバーを閉じた状態で充電器のケーブルを差し込むと、モニターもオンになるらしく、そのままになり夜中に気づいてモニターをオフにすることもありました。よって、バッテリーの減りもその分早い気がします。

正誤の判定が早い時と遅い時がある

通常の学習に入って気づいた事。問題を解いたあとに、答え合わせをするのですが、その正誤の判定が早い時と遅い時があります。

これは、RISU算数だからというわけでもなく、Z会中学受験コースのタブレット学習の時も同じ感じで、判定に時間のばらつきがあります。

自宅WiFiの通信環境にもよるところがあるかもしれませんが、これはタブレット学習にはあるあるだと考えてあきらめましょう。

子ども自身が解答書を見て答え合わせするよりは早いハズ。

チューターの先生動画の配信は時差あり

新しい学習をすると先生動画が届きます。始めての配信は、学習を始めてから30分後に届いたようです。(メールでのお知らせで気づきました)

もうその時は、タブレットもしまっていたので、翌日動画を見ることに。内容は、そのステージで学習した内容の復習や、複数の考え方の解説など。

その後もチューター先生の動画配信は学習後5分後など様々なタイミングで届いていました。

先生動画は毎回同じ先生ではなく、東大・早稲田の大学生が教えてくれます。親以外から教えてもらうという経験は、子どもにとって価値のあること。教え方の好みもあると思いますでの複数の先生と関わる事が理想と我が家では考えています。その点、RISU算数では複数の先生が登場するので好印象です。ただ、毎回自己紹介はいらないかな。。。

動画の時間は毎回3分~6分程度です。小学校の先生のようにボードを使ったり、モニターを使ったりして、説明してくれます。

説明文や問題は基本的に無音

問題を解く前にその単元の説明があるのですが、それはテキストを自分で読んで理解したあと、問題に移ります。

その際はバックミュージックや読み上げの機能はなく、全て無音です。数字を入力する際の効果音のみで、問題の答え合わせの際にちょっとした効果音があります。

計算問題を解く際、紙は必要

タブレットの画面の余白にタッチペンで書き込む事ができ、消しゴム機能もありますが、タッチペンではなかなか素早く綺麗に書くことが困難です。

筆算したい場合は、手元に紙と鉛筆があるとスムーズに学習できました。

無音な場面が多いので、周りで過ごす家族もストレスがありません。

毎日学習できる!メンテナンスで使えないという日がない

タブレット学習の場合、メンテナンスの日だから学習できない!という日があります。Z会中学受験コースやスタディサプリのタブレット学習は3ヶ月に1度くらいの頻度でメンテナンスがあるんです。そんな日はほとんどの場合、24時間使えません。

その点、RISU算数は教材のダウンロード方式を使っているので、メンテナンスで使えないという日はないと思います。

WiFiと電源が入ればいつでも学習できるので、その他のタブレット学習よりも学習リズムを崩す要因が減りますね。

頑張りポイントでプレゼント!モチベーションアップ

子どもが大好きなポイント制を採用しています。

新しい問題を解いたら、10ポイント、間違えた問題を解きなおしたら50ポイントもらえたりして、やり直しが苦にならない工夫もされています。

過去にクリアした問題も復習すると10ポイント貯まります。←これは太っ腹!

プレゼントのアイテムにiPhone8もあって、長男は大興奮!「絶対これもらうー」と意気込んでいました。

まあ、大人としてアイテムリストを見ると、相当頑張らないとプレゼントはゲット出来ないですが(笑)ポイントの付与方法などを見ると、着実に学習を進めていけば、手の届きそうだなという感じです。

これは、子どものモチベーションに大いに貢献しそうです。

RISU算数は4年生一人で学習できるのか?

出来ます!タブレットの扱いさえ慣れれば、学習自体はスモールステップですし、学習途中でヒントも盛り込まれています。「今日はどこまで学習できる」など上限がないので、「30分学習する」とか「対象ステージのAだけやる」など無理のない量を親子で決めて学習を進めるといいかもしれません。もちろん、やる気がみなぎる時は、どんどん進めてもいいでしょうし。とにかく、毎日続けられる量を毎日やる事が重要。途中で中断、中断したところから再開する事もできるのが、RISU算数のいいところでもあります。制限時間を設けている問題にも今のところ出会っていません。本当に理解できるまでじっくりできそうです。

Z会中学受験コースとスタディサプリと比べたRISU算数の難易度は?

Z会中学受験コース>スタディサプリ≧RISU算数

上記のイメージです。 RISU算数は基礎の基礎から丁寧に!という感じです。

Z会中学受験コースの算数は本当に難しく、子どもだけでなく親も解説動画を見てもわからない(親は、部分的に関わったためこれまでの流れを見ていないという原因もある。)という事が多々ありました。もう少しドリル的な繰り返し練習問題も欲しかった印象です。別冊でドリルがついていましたが、動画と一連の流れではないので、まあやらないですよね。無学年生ではなく、毎月決まった量がくるのも自分のペースで先取り学習はできません。まあ、先取り学習するのにも難しくて子どもの気持ちが滅入ってしまう感じです。

スタディサプリは基礎から応用まで網羅しています。 応用は「一般的な中学入試問題大問1や大問2で出てくる」ような「基本的な小問」をしっかりできるようにする講座です。ドリル的に練習問題も程よくあります。無学年生なのですが、小学4年生の学習範囲からしか学習できないので、小学1年生~3年生までの基礎の基礎は学習できない内容です。

RISU算数は小学1年生から6年生までの基礎的な事(特に文章問題から図形まで)を学習できます。しかもスモールステップで繰り返し学習できてドリルのように練習できます。問題にはヒントもあったり、急に難しくなることもないので、低学年以外は親のサポートが必要ないのでは?と感じます。ただ、はじめての単元は文章を読んで理解するという事が前提で、間違えればチューターの先生動画で説明するという流れなので、文章を一人で読んで理解するという力をつけてかないと、苦痛に感じるかもしれません。しかし、文章を読んで理解し、問題を解く事が中学入試では必須となるので、その点では、学習を積み重ねることで訓練していけるものと思います。

RISU算数は効率よく学習できる?まとめ

RISU算数は基礎学習をつまづくことなく身に着ける事が出来る教材と思います。RISU算数を時間的に効率よく学習できるのか?という疑問については、親が事前にタブレット機器やソフトの仕組みを理解してサポートすれば、子どもはスムーズに効率よく学習することが出来そうです。

RISU算数は基礎学習がメインでスモールステップの学習なので、小学4年生なら学習の際に親が付き添う必要はないと感じました。(Z会中学受験コースは動画の説明を見ても親子ともに難しすぎて無理でした。一応、我が家は夫婦共に国立大卒なのですが恥。)

親が付き添わなくてもいいって、とっても大事で、親も時間に追われるとイライラするし、子どももイライラしちゃうんですよね。それから教えるのは親じゃない方がいい。複数の先生がいい。これらをRISU算数は満たしてくれているので、あとは続ける事でしょう。

毎日しっかり学習しているかどうかは親が日々見守る必要はあると思います。それについては、どのタブレット教材も同じ事が言えますね。

RISU算数は基礎学習がメインで中学受験には直結しないと思われるかもしれないですが、そもそも基礎(特に文章問題の反復練習)がしっかりできていないと、難問にも挑戦できないです。教材選びではついつい良問難問の量を見てしまいがちですが、いろいろと試した結果、基礎に十分な時間をかけるべきだと思っています。我が家の長男は天才ではないですしね。

RISU算数は学年を越えて先取り学習できる教材です。その利点を活かして、RISU算数の小学6年生までの基礎学習を、遅くても5年生(理想は4年生)の1月までには終わらせて、残り1年間を受験勉強の為に余裕を持たせれば、効率的な学習に貢献できるでしょう。4年生からでも十分先取り学習にチャレンジできるのでは?と思います。

さてRISU算数で4年生から先取り学習が可能か?という記事もRISU算数のステージ数を基に今後、書いていこうと思います。

ご参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

東京港区で3人の子育てをするママ。長男を3歳からくもんに通わせ、当時は教育ママ。3人目からはゆるーいママとして子供たちを育てています。12歳(長男)、6歳(次男)、4歳(長女)の子たちと一緒にママも成長中!

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