【通信講座】Z会中学受験コースの効率的な先取り勉強方法

Z会中学受験コースの効率的な勉強方法1
目次

はじめに

Z会の通信講座を始めて、子供に教材を与えるだけではダメに決まってます。ぜーーったいに実力はつきません。凡人の子ならつくはずがありません。(天才児なら話は別ですが。)

教材の広告では、あたかも親が子供に関わる事なく、一人で自発的に教材に取り組む!というような印象を受けますが、実際に教材を与えてみても、そんなことにはなりません。だって考えてみてください。自分が小学生の時に、ダダをこねて申し込んだ通信教材をいざスタートして、どのくらい続きましたか?そして実力はつきましたか?答えはほとんど「ノー」ではないでしょうか。これが答えです。どんなに教材に工夫がされていたとしても、まだまだ子供。というか大人でも続けられるか微妙なところです。そんな通信講座をいかに続けて、実力をつけさせるかは親がどの程度、教材学習に関わるかで随分かわってきます。どのくらい親が学習に関わればよいのか?自分から意欲的に取り組むようになるにはどうしたら良いか? 実際に我が子をZ会通信講座中学受験コースで学習させた実体験をもとに、我が家流のZ会通信講座勉強方法をご紹介します。

小学3年生からのZ会中学受験コースを先取り学習で2年生から始める

我が家の長男がZ会中学受験コースを始めたのは、小学2年生になったころの6月から。Z会の中学受験コースは3年生からのスタートの教材ですが、当時、長男は公文で高進度の学習(当時中学2年生レベルの数学、小学6年生レベルの国語、中学3年生レベルの英語)をさせていたため、当時2年生でしたが、「先取り学習」をさせるために1学年上の教材を始めることにしました。はじめは2学年以上先からでもいいかな?とも思いましたが、Z会の3年生、4年生の両方の資料を取り寄せ、実際のテキスト内容の一部の問題をさせてみた結果、どちらも長男は余裕で全問解けました。しかし、資料で学習カリキュラムをみると、Z会独自のカリキュラムの為、学年に関係なく組んでいる単元があると知り、ここは無理せず、全ての単元が学習できるよう、3年生からスタートさせる事にしたのです。Z会中学受験コース算数のカリキュラムはページ下に載せていますのでご参考になさってください。

Z会の資料には4教科の問題冊子も入っているので、実際に子供が出来そうかどうかが試せるのでおすすめです。まずは資料を取り寄せてから、入会を検討する事をおすすめします。ここで注意してほしいのは、Webで資料請求の申し込み中、お子様の学年を入力する際は、3年生以上としないと請求出来ない仕組みとなっています。もしお子さんが2年生以下の場合、実際の学年とは異なりますが3年生以上で入力すれば、申し込めます。Z会にも電話確認しましたが、先取り学習の為に学年を超えて申し込みをする事は問題ないとのことでした。

我が家は長男が2年生の時のゴールデンウィークの際に、家族でZ会通信講座の入会を検討した為、連休明けの時点で申し込むと6月スタートが最短との事でした。4月・5月の教材も学習させたかった為、電話申し込みにより、バックナンバーとして4月・5月はテキストのみ購入する事ができました。テキストのみとはいえ、講師による動画の配信は閲覧できました。バックナンバーのデメリットは添削問題を提出して採点してもらえないという点でした。その他、入会後にしばらく経ってから分かったデメリットですが、アプリ内の進度表「ぷちぽ」というすごろく型ポイントが、4月5月分がないためか、学年が終わるころには、全教材の学習を終えてポイントを貯めてもゴールはできませんでした。進捗も常に他の学習者の大勢いる進度には追いつかず、ずっと遅れ気味なまま。長男は頑張ったのに途中から始めたという事で、ゴールできない事実に、面白くはありませんでしたが、アプリの仕様上そうなのかなと諦めていました。

その他、入会後にしばらく経ってから分かったデメリットですが、アプリ内の進度表「ぷちぽ」というすごろく型ポイントが、4月5月分がないためか、学年が終わるころには、全教材の学習を終えてポイントを貯めてもゴールはできませんでした。進捗も常に他の学習者の大勢いる進度には追いつかず、ずっと遅れ気味なまま。長男は頑張ったのに途中から始めたという事で、ゴールできない事実に、面白くはありませんでしたが、アプリの仕様上そうなのかなと諦めていました。なので、学年のはじめに入会した方が、子どものモチベーションを保たせる一助にもなると思います。

Z会の通信講座中学受験コースを、3年生から始めるなら4月号具体的には2年生の3月上旬までの申し込みから、4年生以降から始めるならその学年の学習が始まる2月号、具体的には3年生の1月上旬に申し込んではじめるのが一番です。学習単元の漏れがなくカリキュラムを消化できるほか、こどものやる気の一助となっている「ぷちぽ」が途中から始めると初年度はゴールできませんからね。

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1単元の学習時間はおよそ1時間半!! しかも1度では覚えない

Z会中学受験コースをはじめたばかりの頃は、私も長男も勝手が分からず。とりあえずやってみよー!と始めました。授業の動画は平均10分程度。ノートを完成させた後、アプリ内の練習問題をやって、紙の練習問題をやるという流れなのですが、紙の練習問題がすこぶる難しいです。特に算数。さすがZ会。良問が揃っておるだろうとは思っていましたが、私も難しい。子供もお手上げで、結局、子供の学習机の側に座って一緒に問題をとくことになりました。回答はアプリで確認でき解説の動画もあるのですが、はじめに自力で解こうとすると結構が時間が経過して行きます。私が関わると、私の教材研究から始まって、さらにあれもこれもと私の解説が入ってしまうため、結果、初見の単元は開始から1時間半はかかるわけです。終わる頃には長男はぐったり。次の日、復習でやってみても長男1人では解く事が出来ないこともありました。結局は、私が教える事に一生懸命で、子供が本当に理解しているかを確認しながらやっていた「つもり」で終わっていたのです。実態は長男は新しい事をたくさん教えられて、言葉について行くのに精一杯だったようです。反省しました。

そこで、1回学習しただけでは、忘れてしまうのも早い!ならば反復だ!ということで、繰り返し学習させる事にしたのです。

ひと月分を1〜3回繰り返し学習させる

中学受験コースの各単元について、1回学習しただけでは、次の日に忘れてしまう。ならば繰り返し学習して定着させよう!と決めた我が家。ここは通っている公文方式でひたすら繰り返す方式をとり、一通りテキストを終わらせた後、またはじめから学習させ、それを教科によって1〜3回繰り返す事にしました。繰り返しの基本回数は下記。(4年生のテキストの場合)
国語→1回(8単元×1回=8コマ分)
算数→3回(8単元×3回=24コマ分)
理科→2回(5単元×2回=10コマ分)
社会→2回(5単元×2回=10コマ分)
合計52コマ
テキストをコピーして学習回数をこなします。Z会中学受験コースのテキストは見開きにするとA3サイズになるので、私はコンビニのコピー機でまとめてコピーします。コピーは1枚10円で、ひと月分4教科あわせてコピー代は1,300円くらいかかります。
コピーしたものは各教科ごとに分けて、テキストに挟みます。そのとき、用紙は折り曲げずに軽く曲げる程度でテキストに挟み、学習が終わったら単元ごとにきっちり折り曲げてテキストに再度挟んでいます。解き終わったプリントは処分せずに置いておく事で、前回の間違った箇所と比較する事ができます。また、Z会を今後辞めてしまった場合の解答用紙の役割にもなります。(Z会のアプリの解答はプリントアウトできにくい作りになっています。)コピーする事で何度も復習することが可能となります。これらのテキストの収納は我が家ではZ会からもらったテキストボックスに収納しています。これによって、長男自身で各教科の単元ごとに自分で取り出し収納する事ができます。また、折り曲がった単元が目に見えて増える事で、達成感を味わう事ができるのです。

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52コマ分の教材があるため、ひと月30日として、1日に2コマ学習して行けば60コマ分は消化できる計算になります。完璧に1日2コマ進むことは難しい日もあるので60-52=8コマのゆとりを活かして、休日や補習に活用しています。算数はコマ数が多いので基本的に毎日取り組むことにしていますので、1日に2教科「算数」と、もうひとつは本人の気の向いた教科を選ばせています。当日学習するZ会の単元は自分でテキストから挟んであるプリントを取らせます。本人は自分で学習日をプリント上に記載してから取り組みます。Z回のアプリで学習スケジュールが自動で作られる機能もありますが、我が家は一度も利用した事がありません。アプリだと自分でカスタマイズもできないです。

初見(1回目)の学習時は親がそばに付いて学習をサポートし、2回目以降は、自分自身で取り組ませるスタイルが我が家では確立しています。2回目以降、我が家の長男は社会と理科は難なくクリアしています。算数はさすがのZ会で、難しいところは3回目まで苦戦しています。3回目でも解けないときは、難しい問題は消しゴムで消したり再度コピーして繰り返しでもやらせます。ここで苦しむことで、記憶に残り、実力がついてくるのではと思っています。1コマあたりの学習時間ですが一巡目(1回目)は1コマ約1時間半、2巡目以降は1コマ40分前後の時間が学習にかかるという感じです。Z会のアプリのドリルは朝の朝食までの時間や当月号の学習が全て終わったりしたときにまとめて取り組んでいます。「ぷちぽ」というポイントが、単元を行うよりもドリルの方が多くポイント付与されるので、長男は比較的楽しそうにドリルに取り組んでいます。

ちなみに我が家の長男は自ら、自身のモチベーションを保つために、独自のスタンプノートを作成していて、1日のやるべき事が完了したら、学習した項目の記入とスタンプを押しています。その様子をみたパパから「ノートの1ページが完了したら100円あげる」といわれ、さらにやる気をだした結果、計画通りの進捗で進み100円をゲットし続けています。過去に公文で私が進捗表を作ってあげて、やる気を管理していましたが、自分でも工夫してモチベーション管理を出来るようになってきました。母としては素直に嬉しく思います。

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Z会中学受験コースの効率的な学習方法 まとめ

Z会の中学受験コースは、学習を始めると思いのほか難しく、継続して学習を続けるのは子どもにとってとてもハードルが高い内容となっています。まだまだ小学生なので動画での授業以外でも親が関わり、伴走して教材学習を進めるサポートをしてあげる事が継続学習のポイントだと思います。

効率的な学習方法
・教材はコピーして国語以外は2回以上繰り返し学習する
・1日2教科の学習を行う
・初見(1回目)は親と一緒に学習する
・算数は毎日取り組む
・終わったプリントは折り曲げて進捗が確認できるようにする
・独自でスタンプカードを作成して達成したらご褒美をもらう

これらを続けていると自然と学習習慣も身に付きますし、子ども自身で今日学習すべきことがわかってきますので、親も子どもから少し手が離れてきます。2回目の取り組み以降も、時折、しっかり学習できているか確認してあげることもいいでしょう。Z会の難しい問題を親子で楽しく乗り越えていってみて下さい。

Z会中学受験コース 算数のカリキュラム(2020年現在)

学年 単元名 学習指導要領
3年生 4月 たし算とひき算/かけ算
3年生 5月 かけ算の筆算/わり算
3年生 6月 わり算と筆算
3年生 7月 式と計算 ③④
3年生 8月 大きな数/およその数 ③④
3年生 9月 時刻と時間/長さ
3年生 10月 重さ/かさ
3年生 11月 表とグラフ/円と球 ③④⑥
3年生 12月 三角形と角 ③④⑤
3年生 1月 面積/樹形図と数え上げ ④⑥
4年生 2月 小数/小数のかけ算 ③④⑤
4年生 3月 小数のわり算 ④⑤
4年生 4月 線分図/数列  
4年生 5月 垂直と平行/四角形
4年生 6月 多角形と面積
4年生 7月 合同と対象/分数 ③④⑤⑥
4年生 8月 倫理/平均。グラフ
4年生 9月 倍数と約数
4年生 10月 分数のたし算・ひき算 ④⑤
4年生 11月 分数のかけ算・わり算
4年生 12月 場合の数  
4年生 1月 円周と円の面積 ⑤⑥
5年生 2月 和差算・分配算/年れい算・消去算  
5年生 3月 過不足算/差集め算/平均算・つるかめ算  
5年生 4月 割合とグラフ/相当算・仕事算・のべ算
5年生 5月 比と比率/連比・逆比
5年生 6月 立方体と直方体/いろいろな立体 ④⑤
5年生 7月 体積と表面積/いろいろな立体の体積・表面積 ⑤⑥
5年生 8月 相似比と面積比/面積比と体積比
5年生 9月 速さ・道のり・時間の関係/旅人算
5年生 10月 時計算/流水算/通過算  
5年生 11月 図形上の点の移動/水位と求積  
5年生 12月 応用力をつける問題1・2-計算のくふうなど  
5年生 1月 応用力をつける問題3・4-ニュートン算など  
6年生 2月 基礎確認1・2-計算と文章題/図形の速さ  
6年生 3月 実力養成1・2-数と規則性  
6年生 4月 実力養成3・4-図形  
6年生 5月 実力養成5・6-速さ  
6年生 6月 実力養成7・8-割合と比  
6年生 7月 実力養成9・10-総合文章問題  
6年生 8月 入試実践1・2  
6年生 9月 入試実践3・4  
6年生 10月 入試実践5・6  
6年生 11月 入試実践7・8  
6年生 12月 入試実践9・10  
6年生 1月 入試直前演習1・2  

学習指導要領の③④⑤⑥は、当単元を教科書で学習する学年を表しています。

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この記事を書いた人

東京港区で3人の子育てをするママ。長男を3歳からくもんに通わせ、当時は教育ママ。3人目からはゆるーいママとして子供たちを育てています。12歳(長男)、6歳(次男)、4歳(長女)の子たちと一緒にママも成長中!

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