はじめに
我が家では長男も次男もすでに保育園に通わせていましたが、共働きじゃない家庭なら幼稚園に通わせるような時期です。今までは自分と、家族というすごく狭い世界から他人がいる幼稚園というコミュニティに属する事になり人間関係やその先の社会を経験する第一歩となります。
我が家のように共働きで保育園に通わせている場合は、早ければ生後1ヶ月くらい(保育園によって定められているので異なります)からすでに他人と触れ合っているケースもあるかと思います。保育園などの他人であるお友達を意識して一緒に遊んで楽しいと感じるようになるのは大体3歳くらいからと記憶しているので、この頃から感情表現も豊かになり、喜怒哀楽をしっかりと表現し言葉で意思表示ができるようになってくる年齢となります。
そんな3歳、4歳の子供におすすめの絵本10作品をまとめてみました。
3歳〜4歳までの子供におすすめ絵本10選
【3歳向け絵本】「100かいだてのいえ」:絵が細かくて設定がおもしろい
100かいだてのいえ
空に登って行く100階だての家の最上階に住んでいるトチくんから招待状をもらって行くことになる主人公。
ミミズさんやテントウムシさん、ヘビさん、リスさんなどいろんな虫や動物たちが各階に暮らしている姿をみて最上階に登って行くことになります。とにかくその設定と、細かな絵がとてもかわいくて面白いんです。食事をしている姿や遊んでいる姿など、虫や動物たちの暮らしが描かれているのを細部までぜひ見てみてください。最上階にはいったい誰が住んでいるのでしょうかね?
我が家でも、長男が大好きな絵本で「ちか100かいだてのいえ」や「そらの100かいだてのいえ」、「うみの100かいだてのいえ」など4作がありすべてにおいて大人気の作品ですね。3~4歳部門のランキングに堂々の第1位にランクインしています。
【3歳向け絵本】「もったいないばあさん」:
もったいないばあさん (講談社の創作絵本)
まだまだ使える鉛筆とかを消しゴムとかを捨てようとしていると、もったいないばあさんがすごい迫力で近づいてくるのです。「もったいないことしてないかい?」と近づいてきて、もったいないばあさんから怒られます。子供にもわかりやすい絵と表現で3〜4歳部門ランキングで第2位にランクイン。
これを読んでいた子供達からも、もったいないことをしていると「もったいないばあさんがくるぞ〜!」と怒られるようになりますよw
初めてのもったいないは、「もったいないばあさん」の絵本で学んでください。
【3歳向け絵本】「へんしんとんねる」:ユニーク、クイズのようなお話しで楽しめる
へんしんトンネル (新しいえほん)
とんねるをくぐると、言葉が逆になってへんしんしちゃうユニークなお話。「かっば、かっぱ、かっぱ・・・」と言いながらくぐると逆になって「ぱっか、ぱっか、ぱっか・・・」となり馬にへんしんしていまうんです。トンネルをくぐる前に言っている言葉の逆を考えながら子供達は次何にへんしんしてしまうかを当てられるか楽しみにしながら読み聞かせしてあげると喜びますよ
【3歳向け絵本】「そらまめくんのベット」:人に優しくすることは楽しいこと、思いやりについて考えるきっかけに
そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)
そらまめくんがめちゃくちゃ可愛いです。保育園や幼稚園でも演劇として演じられる絵本ですね。
最初はベットを貸してくれない意地悪なそらまめくんですが、みんなから優しくされてだんだん考え方が変わっていき最後にはひよこの誕生を見守ってあげられるようになります。人に優しくすれば自分にも返ってくるよ、人に優しくすることは楽しいことだよと言うことを教えてくれて、思いやりについて考えるきっかけになる絵本です。
【3歳向け絵本】「ともだちや」:本当の友達って何だろう?を考えさせられる絵本
ともだちや (「おれたち、ともだち!」絵本)
キツネが1時間100円で寂しくて友達を探している子を探して友達になってあげる商売を始める話。いろんな人に友達になってお金儲けをしていくのですが後半になるとオオカミさんが友達に?・・・。キツネにとって本当の友達は手に入れられるのでしょうか?子供達にとっても、友達ってなんだろう?ってことを考えさせられる絵本になるかもしれませんね。
【4歳向け絵本】「うんちしたのはだれよ!」:ちょっと汚いけど面白い、うんち好き世代に大人気
うんち したのは だれよ!
ある日空からうんちが落ちてきて激怒するもぐらくん。そこから、ハエさんの協力のもと犯人探しが始まります。鳥や馬や兎に疑いをかけて行くが犯人は見つからず。犯人探しの途中途中でいろんな動物のうんちの大きさとか色とか形状をしっかり描かれていて、汚いけど勉強になる絵本です。これを絵本にした発想がすごいですよね。絵本がきらいな子も必ず食いつく作品です。
我が家では、長男がこの絵本が大好きで、自分でこの絵本をなんどもなんども読んでいました。
【4歳向け絵本】「バムとケロのおかいもの」:シリーズとのつながりが凝っていて読み応えあり
小型絵本 バムとケロのおかいもの
バムとケロは、「おかいもの」の他に、「にちようび」、「そらのたび」、「さむいあさ」、「もりのこや」などシリーズ化されていてどれも人気のある作品だらけ。しかも他のシリーズで「うちにかえったガラゴ」と「かばんうりのガラゴ」のガラコシリーズとも濃いつながりがあって、出てくるキャラクターや背景でも楽しませてくれます。
我が家の長男曰く、保育園でも大人気の作品ということで3〜4歳ランキングで3位にランクインしています。
【4歳向け絵本】「すてきな三にんぐみ」:泥棒だけど心は優しい。お金の使い道について考えさせられます
すてきな三にんぐみ
黒いマントに黒い帽子の三人組。実はこの三人は泥棒です。表紙を見た時にも、ちょっと謎めいた感じの絵になっていてどんな作品なんだろう??と読んで見なければわからない想像ができない表紙になっています。
でもぜひ読ませてみてください。泥棒三人組は、集めた盗んだお金の使い道がわからずに溜め込んでいましたがヒョンなことから孤児の女の子と出会うことになり、やっとお金をどう使うべきか?ということに気がつきます。泥棒するのは悪いことだけど、それ以上に使い道が素敵だと感じる絵本です。
のがいいのかがわかります。
【4歳向け絵本】「おまえうまそうだな」:子供を思う気持ちがせつなくも心温まる絵本
おまえうまそうだな (絵本の時間)
ティラノサウルスがアンキロサウルスの赤ちゃんを食べようと襲いかかりますがアンキロサウルスの赤ちゃんはティラノサウルスのことをお父さんと勘違いすることからストーリーが始まります。自分のことを「ウマソウ」という名前と勘違いしたアンキロサウルス赤ちゃんとティラノサウルスのお父さんとの生活が始まり、体当たりの仕方やしっぽの使い方などいろんなことを学んでいきます。
最後はやっぱり本当の親子ではないので別れの時がくるのですが・・・。父が子を思う気持ちが痛いほど伝わってくるせつなくも心温まる絵本です。大人の方がグッとくる絵本なので子供と一緒に楽しんでください。
【4歳向け絵本】「からすのパンやさん」:
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
パン屋さんを営むカラスの親子。お父さんとお母さんと4羽の赤ちゃんの6人家族。4羽の赤ちゃんカラスが生まれてからお母さんカラスは子育てに大忙し。パン屋はお父さんカラスだけで運営していくのですが、パンを焼くのを失敗したり、お店の掃除ができなくて汚かったり、気がついたらパンが売れなくなり貧乏になってしまいます。だけど、その赤ちゃんカラスたちが成長し、みんなで売れるパンを考えて美味しいパンを焼くことでお客さんが集まるようになってきてパン屋が復活するというストーリーです。
とにかく、たくさんカラスが登場して同じカラスでも服装や顔が違って楽しい作品です。実は続編も4冊出ています。もちろん4羽の赤ちゃんカラスが大きくなってお店を出す話ですwこの絵本のカラスはとっても人気があって、グッズやパンのレシピも出ています。
3歳〜4歳子供おすすめ絵本ランキング
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まとめ
これくらいの年齢の絵本になると、一気に絵本のレベルが上がり大人でも楽しめる作品が増えてきます。感動的なストーリーだったり考えさせられるような内容のストーリーだったり様々な物語が絵本によって描かれています。子供達に読み聞かせをしながら一緒になって楽しんでいるうちに作品が好きになり、作品の著者が好きになり、同じ著者の作品を買い集めて見たり、グッズになっていたらつい買ってしまったりするほど大人の方が作品のファンになってしまうほど良作が多いと感じます。
それだけ、子供は成長していて感性も豊かになり一歩ずつ大人への階段を登っている証拠です。読み聞かせをしてあげられるのも(読み聞かせをして喜んで聞いてくれるのも)もう少ししかないかもしれません。大きくなると自分で絵本を読み始め、絵本から児童本に変わり本へと移って行くのです。一番絵本の読み聞かせをしていて大人も子供も一緒に楽しめる時期なので今のうちにたくさん楽しい時間を過ごしてください。