0歳から子供の絵本読み聞かせを始めて天才脳を作る!シナプスを増やして脳のポテンシャルを上げる5つ方法とその効果

はじめに

「3歳までに1万冊の絵本を読み聞かせをして天才脳を作る」佐藤ママの本を読んでから、子供の幼児教育や脳の発達についていろいろ調べてきました。また、我が家では現在長男が7歳11ヶ月、次男が1歳7ヶ月で長男の2歳くらいから絵本の読み聞かせを実践し、確実に子供の脳の発達に影響を及ぼしたことを実感しました。長男は2歳くらいから本格的に絵本の読み聞かせをはじめ、現次男は生まれた時から長男の絵本に囲まれて生活していて読み聞かせを続けています。結構大変ではありますが、慣れてくるとそこまで難しくはありませんし、子供が読みたい本を持ってきた時は必ず読み聞かせできるように努力をしています。
そんな中で、脳の発達に大きく関わる「シナプス」の存在、またそのシナプスを集中的に増やせる時期がある事を知り、「シナプス」を増やす方法や時期、0歳から絵本の読み聞かせが重要となる理由やその効果についてまとめてみました。

目次

脳のポテンシャルをあげるシナプスとは?

シナプスとは?

脳の発達に左右するシナプスってなんなの?

化学シナプスとか電気シナプスとか、細胞生物学では難しく説明されているけど、脳の発達に限って1つの文にして簡単に説明するなら

シナプスとは、神経細胞間に形成させるシグナル伝達など神経活動に関わる接合部位とその構造のこと

つまり、シナプスは脳細胞同士をつなぐネットワーク回線のようなもので、ネットワークが増えれば増えるほど脳の神経活動が円滑・活発になりポテンシャルが上がるということになります。

具体的に言うと、脳細胞ネットワークが成長していれば、体・手・足・指などの体の部位を思うように使うことができたり、言語能力や記憶力、思考力に長けていたり、計算する能力が長けていたりといった、脳をフル活用することができると言うことになります。

シナプスが増える=脳細胞ネットワークが成長する

となるので、「いかにしてシナプスを増やせるか?シナプスが増えれば脳のポテンシャルが高くなり天才脳になる」ということに繋がっていくのです。

ちなみに、シナプスを増やすってどう言うことなの??

我が家では、このシナプスを増やす(地頭をよくする、天才脳を作る)ことを、畑に種を蒔き野菜を育て収穫することに置き換えて考えるようにしています。

畑を耕し肥料を混ぜ、肥えた土の上に種を蒔き野菜を育てる場合
耕されていないカチコチの土の上に穴を掘り種を蒔き野菜を育てる場合

この二つを比べると明らかに耕されて肥えた畑の方が、大きく成長しますよね。
シナプスを増やすということは、畑を耕し肥料を混ぜ肥えた土にすることだということですね。
土がよければ良い作物が育つように、シナプスが増え地頭が良ければ将来良い結果を出せるようになると言うことです。勉強にしても、スポーツにしてもとにかく将来良い結果を出すために良い土壌を作って上げたいと思っています。

シナプスの増やす5つの方法

脳の伝達細胞であるシナプスを増やすにはどうすればいいのでしょうか?
これは、良質な刺激を与える事とされています。

良質な刺激ってどうすればいいんだ。。。。

良質な刺激を与える5つの方法をまとめてみました。

①散歩させる・外で遊ばせる

赤ちゃんの頃、晴れていたらとにかく近くの公園(芝生のある公園)までお散歩に出かけしましょう。歩けるならゆっくり赤ちゃんの歩幅に合わせて、赤ちゃんの興味を削ぐ事なく公園まで歩いて行けるとベストです。

歩いている途中に葉っぱが落ちていて興味を示したり、蟻を見つけて触ってみたり、寒いとか暑いとか、空気の匂いを感じてみたり、雨とか晴れとか、四季を感じさせてあげたりする事はいわゆる良質な刺激を与える事になるので、シナプスが増えます。
ボール遊びができるようになったら、小さな柔らかいボールを持っていって蹴ったり、投げたりして一緒に遊んで上げるとより効果的にシナプスを増やす事ができます。
我が家では、大人の足で歩いて3分のところに小さな公園、歩いて7分くらいのところに広い芝生のある公園があるので長男の小さい時は良く遊びに連れ出していました。距離的に自転車を使ったりする距離ではないのでゆっくり歩いて連れて行き疲れたらベビーカーに乗せて公園で遊んでいました。

大人は毎回同じ公園に行ってもたいして楽しくないですが、子供は毎回行く近くの公園でも問題なく良質な刺激を与えられるのでシナプスを増やすために積極的に外出しましょう。

②手や足、体を使った遊びをさせる

手を使って遊ばせることは幼児期にとても重要です。
手は大脳につながる神経が集中していて、いわゆる運動能力に関わる脳細胞を刺激し発達させ、シナプスを増やし結合することに繋がります。
手で「ちぎる」「折る」「貼る」「ひねる」「つまむ」「こねる」など、遊びの中で手を使うことを意識してみましょう。
例えば、粘土遊びとか折り紙が良い例ですね。
幼児教育や保育園などでも必ずやる遊びですが、しっかりと意味があり教育として考えられて子供達にやらせているんですね。
我が家では、幼児教育の教室に通っていた時に、ちぎり絵とか折り紙をよくやらせていたので家でも折り紙をやらせるようにしていました。

体を使った運動も重要ですが
「歩く」「走る」「飛ぶ」など基本的な運動を軸にして遊ばせてあげましょう。
基本的には公園にある遊具で遊ぶことでこれらの能力を上げられるのに十分です。柔らかいボールを一つ持っていくようにするとさらに良いですね。とにかく公園で遊ぶのが安上がりだし一番良いので積極的に公園へ連れ出して遊んで上げてシナプスを増やしてあげましょう。

これらを踏まえると、つまり運動神経も鍛えられると言うことですね。
運動神経ってどうしても親から受け継いだ遺伝という印象が強いですが、結局のところシナプスが増やせる時期にしっかりと運動をさせてあげていれば神経伝達能力が高まり、反射神経や空間を把握する能力、自分の体や部位を思ったように動かせるようになるので、運動神経が良くなると思います。
いろんな動きを経験させてあげて、いろんな神経回路を作ってあげられるようにしたいですね。

③言葉や語学力を高める

これが、この記事の本題ですね。シナプスを増やすための①、②は実はそんなに難しくないです。なぜならどちらも、親がやるのではなく、子供が自らやることだからです。
もちろん①、②でも、無事公園に連れくこと、落ちないように滑り台で滑るのをサポートしてあげたり、ボールで一緒に遊んであげたりなど、しなくてはいけませんが、一緒に公園に遊びに行けば必然的にやることなので難しくないのです。

③の言葉や語学力を高めるために一番重要なことは

絵本の読み聞かせをしてあげること

これにつきます。
絵本の読むことは子供は最初から一人でできるわけありません。一人でできるようになるのは簡単な絵本でも5歳くらいなので、それまでの間は親が自分の時間を使って絵本の読み聞かせをしてあげなくてはなりません。
そこが、①、②と違って少し面倒、実は継続してあげるのが難しいことになります。

この③の言葉や語学力を高めることは、人間が生きるのに一番重要なことだと私は思います。
我が家の長男も公文を始めた頃に、何をするにも国語がわからないと問題も解けないし一番人間のベースを作る重要な科目だと先生からも言われて国語を始めています。

人間の脳の発達に一番重要なのは、言葉の習得とされているくらいなので、とにかく絵本の読み聞かせを0歳から始めてみましょう。
いろんな言葉や感情を、声で表現し聞かせ、絵を見て学ばせられる絵本読み聞かせは子供の脳にとても良い刺激を与えシナプスを増やすために一番重要な事です。
一言でも二言でも、単語をしゃべり始めたら積極的に会話してあげるようにしましょう。

我が家ではこの絵本の読み聞かせを最重要課題として毎日絵本を読み聞かせしています。
子供3人を東大に行かせた有名ママの佐藤さんも、絵本読み聞かせを重要視していて「3歳までに1万冊の絵本読み聞かせを達成させる」といった本を執筆されています。

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④スキンシップで愛情を与える

シナプスを増やすのに重要なこととして、親が子供に与える愛情だとされています。
この愛情を一番表現できるのはスキンシップとされていて、子供は親に触れていることで安心し愛情を感じるんですね。
愛情を感じることで、シナプスが増えることに繋がります。

スキンシップの例で言うと、我が家では「ぞうきん」の歌が思い出されます。
顔から体、足まで手で撫でて上げながらぞうきんの歌を歌ってあげるベビーマッサージですね。
視覚、聴覚、触覚などを刺激しながらスキンシップすることで愛情を感じシナプスを増やすことにつながると言うことですね。
我が家では可愛い赤ちゃんの時だけじゃなくて、大きくなってもほっぺにちゅーして上げたりスキンシップを積極的にしています。長男は小学校2年生なのでそろそろ嫌がるそぶりを見せますが、実は内心喜んでいてそれを隠しきれていないくらい喜んでいると感じるので、少しオーバーなくらいのスキンシップが効果的だと思います。

⑤食事も重要。油はωー3脂肪酸が20%以上含まれている油を摂取する

脳は水分の重さを除くと60%以上が、油で出来ていると言われていて、普段摂取している油の質は脳の機能に大きく影響していると言われています。また、最近の研究でシナプスにωー3脂肪酸が20%以上含まれていないと脳が正常に機能しないとも言われています。
油はωー3脂肪酸が20%以上含まれているものを摂取すること
に心がけましょう。

昔から良く聞きますが、青魚が頭にいいと言われる理由もこのωー3脂肪酸にあります。実は青魚に含まれているDHAはωー3脂肪酸の一つだから頭にいいと言われているんですね。
「ω-3系脂肪酸」には、α-リノレン酸、EPA、DHAがあり、α-リノレン酸は「あまに油」「なたね油」などに多く、EPA・DHAは「サバ」「イワシ」などの青魚に多く含まれています。

シナプスは増やせる時期が限られている!?

シナプスは増やせる時期が限られているとされていて、そのシナプスが集中的に作られる時期の事を「臨界期(感受性期)」と呼ばれています。また、その臨界期は能力によって分かれています。

能力ごとの臨界期(年齢)
能力 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳
視力
数学・論理的思考力
運動能力
言語・語学力
絶対音感

視力は「0歳〜2歳」、数学・論理的思考力は「1歳〜4歳」、運動能力は「0歳〜4歳」、言語・語学力は「0歳〜9歳」、絶対音感は「3歳〜9歳」と脳がその能力を学習し習得できる適切な時期があるという事です。しかもその時期を逃すとどれだけ努力をしても限界があると考えられています。

0歳から絵本の読み聞かせをした方が良い理由

能力ごとの臨界期(年齢)の表からもわかりますが、言語・語学力に関わる能力に対してシナプスが集中的に作られる時期は年齢でいうと「0歳〜9歳」とされています。
逆にこの期間に努力をしなければ大きく言語・語学力に関わる能力を成長させることができない、と言うことになってしまいます。

臨界期は0~9歳だからゆっくりでもいいでしょ??

と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
言語・語学能力はとにかく継続してシナプスを刺激しなければならず、積み重ねが重要になります。

仮に5歳くらいの少し自分で絵本が読めるようになったくらいから、絵本や本を読み聞かせし始めても、体を動かすことやおもちゃなど絵本以外に興味を持ってしまうことで絵本に興味を示さなくなってしまうことがあります。
子供は興味のないものに対して集中力は0に等しく、そうなってしまうとすでに遅く、言語・語学に関わる能力のシナプスを増やすことは難しくなってしまうでしょう。
だからこそ、小さい頃にいかに絵本に触れておけるか?が重要となります。
小さい頃に絵本に触れて興味を示していれば、5歳くらいの自分で絵本が読めるようになった時に、自ら興味を持って絵本や本を読むことができる子になっていて楽しんで本を読むという習慣を身につけているので9歳まで継続して、シナプスを増やす刺激を与え続けて行くことになるのです。
つまり

0歳から親が時間を使って絵本の読み聞かせをしてあげる事が、最終的にはシナプスが集中的に作られる臨界期の0〜9歳の長い期間に対して刺激を与える要因となる

と言う事ですね。
これが0歳から絵本の読み聞かせをした方が良い理由となります。

我が家では、長男の絵本読み聞かせを始めてから、保育園の友達の誰よりも早く言葉とコミニュケーションを習得し、大人との会話では正確な返答ができ、指示に対して確実に対応できる能力を身につけていたので、絵本の読み聞かせを実践した結果その効果を体験してきました
現在、次男も0歳から絵本の読み聞かせの環境で育ってきたので、まだ1歳7ヶ月ですが自分の意思表示を拙い言葉で示しています。
まだ、「サザエさん」のイクラちゃんよりは少し多い語彙力で話しかけてきて、こちらが少し汲み取ってあげればコミニュケーションが成立している状態が作れています。
「バナナが食べたい」とか「お茶が飲みたい」とか「眠たい」など単語を2つくらいをうまく使って意思を示してきたり、もう一回絵本を読み聞かせしてほしい時は「もう一回」とかも伝えてきます。こうなれば、お互いに伝わらないストレスも軽減されて育てやすいですし、楽しんで生活ができますよね。
いずれにしても、人間の中で一番重要とも言える言語・語学能力が高いに越したことはなく、確実に将来の成功のために必要な能力だと思います。大変ではありますが、ぜひ絵本の読み聞かせをして子供の成長を感じてみてはいかがでしょうか

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まとめ

脳のポテンシャルを上げるためには

シナプスを増やすこと
シナプスを増やすためには良質な刺激を与えること
シナプスは増やせる時期が限られているということ

が重要で、いわゆる天才脳になる言うことになります。私の周りでは地頭(じあたま)が良いともいいます。
ただ、シナプスが増えたから勉強ができる、学力が高いと言うわけではなくて、脳のポテンシャル・パフォーマンスが高い子になるという意味です。
脳のポテンシャルが高くても、勉強する努力を継続できる力はまた別だし、勉強が嫌いになる子もいて学力が高いと言う事とは繋がらないんですね。地頭(じあたま)は良くても学力(学歴)は低い人は多くいますよね。
でも、地頭(じあたま)が良いと勉強とか学力とか学歴関係なく活躍している人も多いので、地頭(じあたま)が良いに越したことはありません。
親としては地頭(じあたま)を良くして、かつ勉強し学力を上げられるような環境作りをしてあげるようにしたいものですね。

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