はじめに
現在小学校2年生の長男は公文の教室に通っていて中学受験を経験させるために公文の教室からZ会の通信教材に変更し勉強する事にしました。
小学校2年生ではありますが、公文では国語小学5年生、算数中学2年生、英語中学2年生のレベルをやっている長男なので小学校3年生レベルの中学受験コースを申し込みました。
国語と算数はあまりにも簡単なレベルなので復習として捉えてやらせるイメージですが、小学校4年生の教材レベルも見た上で状況によっては小学3年生から小学4年生に乗り換えることも検討していたのでZ会の小学4年生小学生コースと中学受験コースの資料請求をしてみました。
・エブリスタディ小4 国語/算数/理科/社会
・エブリスタディ小4 English
・中学受験コース小4 体験ブック
・添削見本
etc
今回はその資料の中から基本となるお試し教材等を見て見たいと思います。
Z会小学3年生の資料請求については下記を参考にしてください。

Z会小学生コース4年生のおためし教材の印象
小学4年生コースは1日の勉強時間を国語、算数、理科、社会で約30分間やるように設定されているようです。英語は1日15分ということなので小学4年生で国語、算数、理科、社会、英語の5教科をやると合計45分を1日勉強させてね、という事ですね。
平日は1日1時間くらいのイメージで勉強させるのであればちょうど良いくらいの勉強時間でしょうか。少し短い気もしますが、勉強する習慣が身についていないお子さんだとあまり無理してやらせても意味がないのでちょうど良いという理解です。
1日の勉強時間45分にとらわれずできる子はどんどん先に進めさせても良さそうです。我が家の場合は土日祝日の勉強時間は非常に多いので、1ヶ月のドリルはすぐ終わってしまいそうですw
Z会エブリスタディ小4 国語/算数/理科/社会
エブリスタディ小4はZ会教材のベースとなる教材です。
国語は月ごとに「テーマ」にそった文章を読んでいき、文章で答えていくような問題構成となっているようです。
算数は教科書の確認をよく読んでから解き方やポイントを学んでから練習問題を解いていくみたいですね。
理科、社会はどちらも絵や図をたくさん用いているので説明もとてもわかりやすそう!理科は実験や観察の学習がメインになっているようなので楽しく学べそうという印象です。
算数
小学3年生コースをすでに申し込み長男にやらせて見ていますが、小3コースはまだ足し算や引き算、掛け算、割り算などの練習問題が中心で、公文でやって来た力をしっかりと発揮してくれています。
ただ、4年生の算数問題をみると分度器を使って角度を測ったり、三角形の内角の和などの問題が出てくるようなメニューになっているようです。
発展問題ではお財布に入った硬貨でお買い物をする話。いくら出していくらのお釣りをもらえるか?といった引き算の問題ではなくて、より少ない枚数でおつりをもらう為には持っている効果の中からいくらを出せば良いか?という問題。
318円の買い物をするのに、323円を出して5円のおつりをもらうと1枚の硬貨でおつりがくるのでそれが答え。
発展問題一気に難しくなるから解けるのかな??教えれば解けるようになりそうだけど、さすがZ会良問ですね。
国語
国語の教材は小学3年生と比べると漢字が少し増えた印象。
文章も少し難易度が上がっていて選択式で解答する問題から記述式の解答へ変わって来ているような気がします。
ただ、国語は公文と学習方法はあまり変わらないイメージです。
スタンダードコースは学校の授業内容に対する学習ということなので、しっかりと基礎を学習してきた子供にはそこまで難しくない印象を受けています。
基礎、基本をしっかりと意識して作られているので学校の授業の予習復習にはとても向いている教材だと思います。
国語は公文でも小学5年生まで進んでいる長男ですが、やはり国語は繰り返し勉強することが重要で特に漢字の書きについては、全然勉強が足りていないなと感じているので良い訓練だと思っています。
国語はだんだんと内容の理解ではなく、筆者の考えや主人公がどう思ったか?など気持ちを読み解いていくような問題が増えてくると思うので、難しくなってくるのだろうなと思います。
理科
Z会の理科はとても良いですね。
理科は実験とか観察とかってリアルにより近いほどわかりやすく学びやすいと思うので写真を多様してポイントをしっかりまとめて抑えられているので学習としてはとても良いなと思います。
小学3年生の教材と比べると難易度が上がっているというよりは、学んでいる所が違うだけ。漢字もしっかりふりがながふってあるので、おそらく難しくなく楽しく学習できそうだなと感じます。
我が家の長男は昆虫が好きなので、このお試し教材の分野の所はとても楽しめるだろうなと思います。
社会
小学4年生の社会のテーマはゴミ問題について。なかなか大人でも今更学ばないテーマかもしれないですよね。
ゴミの分別方法や、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ごみなどを学ぶ事は子供達のモラルやマナーの確立や社会との関わりの第一歩となるかもしれないなと考えると非常に重要なことかもしれませんね。
先進国と発展途上国の大きな差の一つは、ゴミ処理、下水・汚水の処理など生活と病気に大きく関わる問題が大きな差となっているのでゴミの処理の仕方や分別方法など、子供でもできる社会を勉強することはとても大切なことだと感じています。
社会の勉強って小学3年生の学習もさらっと見ましたが、こういった自分の生活に密接した内容から学んでいくことがとても楽しく学習することにつながっていくだろうなと考えているのでこういった考え方で社会という教科を学習していってほしいなと思っています。
Z会エブリスタディ小4 English
小学3年生と比べてもさほどレベル的には変わらないかも・・・。
アルファベットの書き方と単語の勉強からスタートし、ちょっとした会話を学んでいく学習です。
我が家の長男の場合は末に中学2年生の英語を学んでいるのでかなり簡単な学習をしているなと感じますが、公文とくらべると絵が多く会話を意識した学習が中心に作られているなと感じます。
文法や単語からではなく、会話から英語を学んでいくことに対してはとても良いなと思っていますがこの先の文法に移って行った時の英語の教材が気になるところです。
Z会小学生コース4年生添削見本 国語 英語
添削見本をみてみると、間違った点をしっかりとピックアップして解説してくれるのでとても良いですよね。進研ゼミでも同様ですが、通信教育は添削に特に力を入れているので、ただ解答をわかりやすく教えてくれるだけではなく、関連する情報や知識を織り交ぜながら添削をしてくれるのでより深い情報を知ることができると期待しています。
Z会中学受験コース4年生 体験ブック
Z会の中学受験コース4年生のおためし教材です。
Z会の小学生コースと違い、難易度も上がっており問題を解くための知識や応用、発展させる考える力がないと難しい教材となっています。
全体的な印象では、ストレートに解答を出せるような問題というよりは、ひねった問題、よく考えなくては答えにたどり着けないような問題なども多くあり、しっかりと基礎を勉強していてもある種のひらめきや、地頭の良さが問われるような問題が多いなと感じています。
小学3年生レベルの問題と比較しても難易度はかなり上がっていると感じるので本来の勉強をしっかりとこなしながら、中学受験コースをやっていくとさらに実力が付いてくるだろうなと思います。
国語
小学4年生の小学生コースと比べても、難易度は上がっています。
答えを出すためには、脳みそをしっかりと働かせて少し考えないと解答にたどり着けない子供もいるかもしれません。
小学4年生の教材ですが、レベルでいうと小学5〜6年生くらいの教材でもおかしくはないかもしれません。
お題材となる内容や使われている感じが小学4年生なだけで、頭を使わせて考えさせる所は小学4年生でも5年生でもあまり変わらないくらいのレベルで教材を作っているのかもしれないですね。
算数
こちらも、小学3年生レベルと比較すると一気に内容が難しくなった印象です。
ただ計算をすれば良いような問題はなく、答えを導き出すまでのプロセスをしっかりと理解して過程を書き出させる訓練をさせてくれるような教材となっています。
算数で一番重要だと感じることは
計算ができること、計算が早いことがすごいのではなく、数を理解・把握し使いこなすこと
何かと比較するときや、物の価値や値段が高いのか安いのか、相対的に見た時の数の大きさなどを瞬時に判断できる能力は算数の本質をしっかりと理解し身につけているかどうかにかかっています。
そのためには、計算を繰り返し早く答えを導き出す能力も重要ですが、計算のプロセスを理解して四則演算など計算をした時にグラフや図にした時にどの位置にあるか?などが頭の中でイメージできていることが重要となってきます。
そういった、数に対する把握する能力を高めるのにはとても効果的な学習方法だなと感じています。
理科
小学4年生の小学生コース(スタンダード)と比較すると、段違いに問題の質・難易度が上がっています。
やはり、中学受験コースはレベルが高いんだなととても感じる教科でした。
理科といっても、物理、化学、生物と分野が別れていて勉強の方法も少し異なるのが理科の特徴です。
Z会の小学生コースの理科は、まだ生物が中心ですが、中学受験コースではすでに小学3年生の問題からすでに物理が入って来ています。
生物は植物や動物などの生態系や生命、特徴などをまとめ記憶していくような問題ですが物理が入ってくると算数のように計算する能力が問われ一気に難易度は上がってきますよね。
小学生で理科が嫌いになる人の多くが物理要素が入って来た時で苦手科目に変わると言われています。逆に小学校まで理科が得意だった人が高校になって理科でも生物が嫌いになる人も多くいます。
これは、そもそもの理科の科目の中でも物理、化学、生物で全く勉強する方法や使う能力が異なることが原因だと思います。
変えられない事実を学ぶ、歴史の学習方法と似ている
→暗記
・物理と化学からは現在と未来を学ぶ
過去の確立された理論を元に現状を把握するしたり、過去の成功や失敗を踏まえてまた繰り返し実験し新しい理論や結果を導き出す、算数の学習と似ている
→計算、実験
上記のように、文系と理系の要素を兼ねそろえていなくてはいけないのが理科という教科なので学習するのが難しいんだろうなと考えています。
勉強方法が違う3つの分野の科目をそれぞれの学習方法を意識しながら勉強していくことが理科という教科を得意科目にするための秘訣だと考えているのでZ会利用者としては期待したい点です。
社会
社会の教科も、理科と同様に小学生コースと比べると同じ小学4年生の教材なのに問題の難易度が上がっているなと感じる教科でした。
社会にも大きく分けると、地理歴史(地理、日本史、世界史)、公民(倫理、現代社会、政治経済、国際社会)の2つに分けられます。
社会といえば暗記問題というイメージを持たれているかもしれませんが、社会は地理歴史、公民が入り混じって現在の社会を作り出しているので分けて考える、分けて勉強するととてつもなく時間を要する科目です。
本当は一緒に豆知識として勉強して、関連づけて暗記しておくことが効率が高くても科目としては別のくくりになっていて、別の単元として学習することになるので、すべてを個別で学習していくととても時間をかける必要があるので、実は中学受験の中で一番難しい科目かもしれません。
中学受験の社会については下記に詳しくまとめています。

だからこそ工夫して、効率よく学習する必要があるのでZ会にはそういった関連性の高い情報をより効率よく学習できるようなカリキュラムとなっていることを期待しています。
まとめ
Z会の小学4年生の教材ひとつでもスタンダードコースと中学受験コースで大きな難易度や学習内容の差が生じていることがわかりました。
普通に小学校に通い、学校の勉強だけで過ごしている人でも地頭がよく勉強ができる人も多くしっていますが、我が家のように凡人の家庭の場合はしっかりと学習に対する意識や意義、気持ちを持って学習すべきだなと再認識しました。
中学受験をするような家庭では、塾に通ったり学校以外の学習を取り入れているのが当たり前で、質の高い学習や難易度の高い勉強をし学力を高めているのが現状です。
たくさんお金がある家庭なら同じように子供にしてやれば良いのでしょうが、なかなかそうは行かない事情もあると思います。
そういった学習環境を整えてもらっている子供達に負けない為には、勉強の大切さや、勉強させてもらえていることに対する感謝など本人の学習に対する意欲や意識を高くして学習する必要があるなと強く感じました。
我が家の場合、公文の教室で勉強を続けて来てなんども辞めたい気持ちとかもありましたが、その都度勉強する意味を見出す為にいろいろと話をしてきました。
本人の学習することに対する意欲をどうやって引き出してあげるか?勉強習慣をいかにつけるのか?はとても難しい課題ではありますが重要なポイントだと考えています。
子供達本人のやる気や意思、意識を尊重しながら身につく学習をさせてあげたいものですね。

